院内SEは激務?SE経験16年の僕がその理由を徹底解説します!

院内SE
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📝[このブログで解決できる悩み]

・院内SEに興味がある!でもどんな仕事がわからない…

・院内SEは激務と聞くけど本当?

・院内SEの残業時間や年間の休日数はどのくらい?

本記事ではこのような悩みについてお答えしていきます!
 
 
なぜなら、僕も現在、病院に勤めて8年目になり、ずっと院内SEとして働いているからです。
 
 
僕は前職でIT企業のSEを8年ほどしており、転職して院内SEになりました。
どの職種も転職後に「こんなはずじゃなかった!」と思うことはあるかと思います。
そんなギャップに悩まされないようにこの記事を書きました。
 
 
激務とは言っても捉え方は人それぞれだと思います。
なので、できる限り客観的な視点で書いています!
 
 
記事を読み終える頃には院内SEが激務なのかを判断できるようになりますよ!
 

管理人のプロフィール

✅ 院内SEとして8年以上勤務(前職は東証一部IT企業のSEを8年間)

✅ ブログ運営中(院内SEの役立ち情報や副業に関する情報を発信)

✅ その他にも色んな副業にチャレンジ中(FX、Webライター等)

 

院内SEは激務?

ぶっちゃけ院内SEは激務な仕事なんでしょうか?

 
僕は過去にIT企業でSEをしていました。
毎週のように納期に追われ、毎日深夜まで残業、時には休日出勤もあり…とまさに激務でしたね(笑)
 
ではIT企業などの一般的なSEに比べて院内SEはどうなんでしょう?
 
 
IT企業のSEと違い、そもそも院内SEは開発系の仕事がほとんどありません。
主にヘルプデスクやインフラ整備などがメインで、現場の業務およびシステムが安定稼働していれば残業もほぼ無しです。
 
 

実際に、僕も過渡期以外は毎日ほぼ定時退社でした。
では、なぜ院内SEは激務と言われているのでしょう?次でその理由を解説します。

 

院内SEが激務と言われる理由

院内SEが激務と言われる理由は下記の通りです。
ひとつひとつ紐解いていきますね!

  • 理由1:仕事内容が多岐にわたるから
  • 理由2:時間外労働(残業)が多い時もあるから
  • 理由3:人間関係が仕事に大きく影響するから
  • 理由4:休日に出勤する場合もあるから
  • 理由5:求められるスキルが多いから

理由1:仕事内容が多岐にわたるから

院内SEの仕事は院内のシステムを安定稼働させることです。
現場でトラブルが起きれば原因を追求し、解決策を提示したり実際に対処したりします。

「システム」と一口に言ってもその中身は多くの要素で構成されています。
サーバ、クライアントPC、アプリケーション、プリンタ、ネットワーク、データベース、各種機器・・・などなど。

メインで使用している分はもちろん、細かいところまで含めれば「システム」に該当するものは非常に多いと言えるでしょう。

つまり何が言いたいかというと、これらの「システム」を管理するのは院内SEの仕事だということです。

PCが故障すれば代替機の手配からキッティングして提供するところまで担当しますし、通信状況に障害が発生すればネットワークの調査をしたり、関連するベンダと対処法について協議する場合もあります。

要は院内SEの仕事は多岐にわたるということです。

院内SEは何かひとつのスキルに長けているよりも、広い範囲・カテゴリーの知識やスキル、応対力が求められます。例えば下記のようなケースです。

 

  • 統計のデータをグラフにおこしたい
  • Excelでクロス集計したいからどの関数を使えば良いのか教えて欲しい
  • Zoomでオンライン会議をしたいけど操作方法が分からない
  • 他施設との集まりがあるので名簿や招待状を作成したい

 

現場のスタッフからこのような要望が出た場合、操作をレクチャーしたり対処したりするのも院内SEの役割です。
(PCやネットワークのことだけやってれば良いというわけではありません!)

 

スペシャリストよりもゼネラリストを求められるのが院内SEです!

 

理由2:時間外労働(残業)が多い時もあるから

冒頭で「残業はほとんどない」と言いましたが例外もあります。
それは電子カルテシステムのリプレイスOS終了に伴うPCの入れ換えの時です。
この時はどうしても稼働が高くなります。

 

どちらも5~10年に1回くらいの頻度ですが、僕もその時は残業の日々でした。
最初に経験したのは2014年4月にサポート終了したWindowsXPの入れ換えでした。
院内SEに転職してから、たぶん初めて「きつい」と思った時でした。

 

院内SEのリアルな残業時間を公開してみました
(通常時と過渡期を比較しています)

 

【通常時】

 

 

【過渡期】

 

どうですか?
忙しい時期とそうでない時期の差がすごいですよね(笑)
でも院内SEの現実はこんなもんです。
忙しくない時期はほぼ定時で帰れているんですよ。

 

理由3:人間関係が仕事に大きく影響するから

医療機関なので当然、中心になるのは医者や看護師です。
彼らは常に患者と向き合い、言わば命を守る仕事をしています。

 

その為、周りが思っている以上にストレスを抱えています。
高ストレスなので、つい理不尽なことを言ってくることもあります。
また、プライドが高い人も多く、交渉でもなかなか折れてくれません。
(患者の命に関わるのでまあ当然ですよね)

 

こんな感じでコミュニケーションが続くと、良い人間関係を築けない時もあります。
そうすると仕事がやりづらくなってきますよね。
院内SEが激務だと言われる理由の一つです。

理由4:休日に出勤する場合もあるから

続いては院内SEの休日の数です。

 

結論を言うとちゃんと取れています。
医療機関や職種にもよりますが、年間で大体110~120日くらいです。

 

前述の過渡期のようにバリバリ残業をしていた時期でも、休日出勤することはほとんどありません。(年に2~3回くらい、呼び出しがあるくらいです)
休みくらいちゃんと取りたいですよね!

 

理由5:求められるスキルが多いから

繰り返しになりますが、院内SEを激務だと感じるかどうかは人ぞれぞれだと思います。

それでも、下記のようなスキルがあると十分にやっていけます。

  • 院内SEに必要なスキル1:基本的なITスキル
  • 院内SEに必要なスキル2:コミュニケーション力
  • 院内SEに必要なスキル3:調整力(マネジメント力)

 

院内SEに必要なスキル1:基本的なITスキル

これは言うまでもないですね。
でも難しいことをできる必要はないです。
ExcelやWordなどの基本操作だけでも身につけておきましょう。

 

院内SEに必要なスキル2:コミュニケーション力

むしろITスキルよりこっちが重要かもしれません。
前述の通り、医療機関には色んな職種がいます。
医師、看護師、検査技師、放射線技師、医療ソーシャルワーカー、事務職などなど・・・。

 

そんな人達とうまくやり取りしていかなければなりません。
口の巧さや話術ではなく、関係性の話です。

 

院内SEに必要なスキル3:調整力(マネジメント力)

院内SEの仕事の中には複数の職種と協力して進める業務もあります。
それがシステム絡みの内容だと、院内SEが中心になって取りまとめる必要があります。

 

例えば目的や経緯の明確化、役割分担、期限、進捗管理などです。
必須というわけではないですが、身に付けておくと必ず役に立ちます。

 

院内SEの将来性と続けるメリット

院内SEはこれからも伸びていく職種だと思います。

 

なぜならChatGPTを始め、AIやRPAなどを取り入れることで業務の効率化を図る医療機関は増えているからです。

 

当然、取り入れるためには専門の知識やスキルを持つ人材が必要ですよね?

 

医療機関の中では院内SEこそがその適任者になるわけです!

 

上記の理由から院内SEは今後も需要が高まることが見込まれるでしょう。

 

少しでも興味があれば、今のうちに情報収集など行動を起こしておいても損はないと思います。

 

まとめ

最後に『院内SEは激務?』のおさらいをします。

 

✏まとめ
1 院内SEは激務?
 →システムがトラブルなく安定稼働していれば毎日ほぼ定時退社
2 院内SEが激務と言われる理由
 理由1:仕事内容が多岐にわたるから
 理由2:時間外労働(残業)が多い時もあるから
 理由3:人間関係が仕事に大きく影響するから
 理由4:休日に出勤する場合もあるから
 理由5:求められるスキルが多いから
3 院内SEの将来性と続けるメリット

ここまで『院内SEは激務?』という疑問に答えてきました。
記事を読んでみて「自分でもなんとか出来そう」と思う人は、院内SEへの転職を考えても良いかもしれませんね!

 

「院内SEってなんかキツそうだな…」と思ったらこの記事を思い出してくださいね。

 

この記事が見ている方の参考になれば幸いです^^