ネット上でググって見ると「院内SEは楽」だという意見が飛び交っていますよね?
結論、院内SEは『コミュニケーションが苦でなければ楽』です。そして『IT企業のSEに比べれば楽』とも言えるでしょう。
この記事を読めば、院内SEが楽な理由が分かりますよ!
院内SEに興味がある、または院内SEに転職を考えている人はぜひ参考にしてくださいね^^
□管理人のプロフィール
✅ 院内SEとして8年以上勤務(前職は東証一部IT企業のSEを8年間)
✅ ブログ運営中(院内SEの役立ち情報や副業に関する情報を発信)
✅ その他にも色んな副業にチャレンジ中(FX、Webライター等)
目次
院内SEが楽な理由4つ
まずは院内SEが楽な理由を解説していきます。全部で4つです。
楽な理由1:業務の目的が『病院内システムの安定稼働』だから
院内SEの仕事はどれも『病院内のシステムを安定して稼働させること』につながっています。なぜならそれが唯一の目的だからです。
IT企業と大きく違うのはこの点ですね。
僕は前職でIT企業のSEをしていたのですが、当時は納期に追われる日々でした…。(毎日プレッシャーに押しつぶされそうでした😅)
顧客から要求されたプログラムを納品する為、設定書を作ってコーディングしてテストして…。納期に間に合わせる為にはプライベートだろうがなんだろうが犠牲にしてきました😭
逆に院内SEの場合は、システムが安定さえしていればやることがないくらいです(笑)
『納期までに顧客に納品する』と『常にシステムの安定稼働させる』では求められているものがそもそも違うんですね。
楽な理由2:ほぼ定時で帰れるから
前述からの繰り返しになりますが、院内SEはシステムを安定稼働させることが仕事です。つまり、何もトラブルがないのであれば特に残業する必要もありません。
職場環境や状況にもよりますが、基本的にほぼ毎日定時で帰ることができます。ということはその後は自分の時間として自由に過ごせるわけですね。
ちなみに休日出勤も滅多にありません。(研修・出張以外では8年間で1,2回ほどかなと)
IT企業時代は定時で帰るなんて夢のまた夢でしたし、休日出勤や夜勤も普通にしていましたね💦
時間にゆとりを持てることが院内SEの魅力でもあります。
楽な理由3:納期に追われることがないから
院内SEは納期という概念はほとんどありません。
なぜならIT企業と違い、プログラムや設計書等を納品する必要がないからです。
当然、納期を意識したプレッシャーもないので、IT企業のSEに比べれば精神的な負担は少ないのではないでしょうか?
楽な理由4:やり取りするのが社内の人間だから
院内SEとして働く上で、ベンダー(業者)とやり取りすることはあっても顧客(患者)と接することはあまりないです。
関わるのはほぼ病院内のスタッフになります。
運用1つ決める際もスタッフと協議・取り決め・交渉等を進めるので、そこに患者が介入することはありません。
顧客とやり取りがすることがない分、院内SEはやりやすいと言えるのかもしれませんね!
楽と言われる理由5:異動や転勤はほぼないから
院内SEは転勤や異動がほとんどありません。これも楽だと言われる理由の一つです。
転勤に関してはグループ病院等を除いて基本的にありません。(グループ病院の場合、修行の為、一時的に出向したりする場合があるようです)
また、他部署への異動もほぼないと言っていいでしょう。異動願いを出したり、よほど業務にマッチしない場合はありえるかもしれませんが😅
院内SEが楽じゃないと言われる理由3つ
ここまでの内容を見る限り、院内SEは「楽」だと思うかもしれませんね。
でも必ずしもそうだとは限りません。ここからは「楽じゃない」という意見も解説していきます。
院内SEという職種を把握する上で外せない点です。しっかり理解しておきましょう!
楽じゃない理由1:コミュニケーションの機会が意外と多いから
院内SEの日課は『コミュニケーションを取ること』といっても過言ではないでしょう。
なぜなら仕事の性質上、どうしても多くの部署の関わる必要があるからです。
例えば電子カルテシステムの特定の機能を使っている部署が複数あるとします。その機能がちょっとしたバージョンアップにより動作変更になることが分かりました。
そうなると、その部署に対して変更された内容や操作方法を説明する必要がありますよね?
口頭やメールによる連絡、必要であれば会議等で周知する場合もあるかと思います。
この間、院内SEは関連する部署すべてとやり取りをするわけです。当然、コミュニケーションの機会は増えていきますよね。
冒頭でも述べていたように、SE=パソコンと向き合うだけの仕事ではないことがお分かり頂けるかと思います!
楽じゃない理由2:全体的にITリテラシーが低いから
病院というのはIT企業に比べてITリテラシーが低いです。
なぜかというと『最新のITでなくとも業務に支障はないから』です。
IT企業では考えられませんが、数年以上も昔のシステムやツールを使い続けてたとしても病院では不思議ではありません。
僕自身もOfficeやランチャーソフトなどはそれほど新しくないバージョンのものを使い続けています。この理由としては下記の通りです。
✅ 最新でなくとも機能的に充実しているから
✅ 目まぐるしく変わるITの波に病院がついていけない場合があるから
✅ 常に最新を追い求めたところで、スタッフが身に付かない場合もあるから
当然、最低限のセキュリティを確保しておくことが前提です。が、上記のような理由で最新でなくとも良いと判断する場合もあります。
IT企業にはIT企業の、病院には病院のペースがそれぞれあるかと思います。
たとえ自分が試したいことであっても、そのペースを崩してしまうようなら一旦身を引く方が無難かと。
希望を押し通したい局面でも、状況に応じて我慢できるかがポイントですね。
楽じゃない理由3:便利屋扱いされるから
病院あるあるかと思いますが、院内SEは便利屋のように扱われることがあります。
その理由は1つ。決してITリテラシーの高くない環境で一際高いスキルを持っているからです。
要はITのことなら何でもできると思われているんです。自分が不得意なことを簡単にしてしまう人がいたらそう思いますよね?
それから、院内SEは業務以外のことで相談されることも多いです。例えば「自宅のPCの調子が悪いから見てほしい」という相談など。
口頭で済む内容ならまだしも、実際に確認しないと分からない場合もありますよね?その場合は病院にPCを持ってきてもらうこともあります。
自分の仕事だけでなく、この手の作業に時間を取られてしまうことも楽じゃないと言われる所以ですね…。
院内SEの仕事内容
では院内SEは普段どんな仕事をしているのでしょうか?
なんといってもメインは『電子カルテの保守業務』です。
理由はいたって明白。電子カルテシステムは病院全体で使用しているシステムなので、ほぼ全てのスタッフが使用しているからです。
僕も1日の半分はこれをやってます😅
部署毎に使用している機能は違いますが、分かりやすく言えばスタッフの1日の業務を支える仕事だと思ってもらえればOKです!
院内SEの業務は多岐にわたるので、この他にもいろいろあります。詳しくは↓の記事にまとめているので気になる方はどうぞ!
院内SEのやりがいとは?
ここまで院内SEは楽?という根拠を解説してきました。
僕自身、しんどい時もあったけど、院内SEをやってて良かったと思うことは多いです。
例えばIT企業の時なら、自分の時間はほぼないに等しい状況でしたが、院内SEになってからは随分と余裕ができました。
時間ができたおかげでこうやってブログ等の副業に取り組む事ができています。当時はほぼ皆無だった家族との時間も持てています。(給料もそこそこもらっています笑)
考え方は人それぞれですが、院内SEになるメリットはそれなりにあるのではないでしょうか?
↓の記事では院内SEのメリットや年収について紹介しています。気になる場合はぜひ見てみてくださいね!
まとめ
おさらいです。ここまでの内容を整理してみましょう。
まとめ
1 院内SEが楽な理由4つ
楽な理由1:業務の目的が「病院内システムの安定稼働」だから
楽な理由2:ほぼ定時で帰れるから
楽な理由3:納期に追われることがないから
楽な理由4:やり取りするのが社内の人間だから
楽な理由5:異動や転勤はほぼないから
2 院内SEが楽じゃないと言われる理由3つ
楽じゃない理由1:コミュニケーションの機会が意外と多いから
楽じゃない理由2:全体的にITリテラシーが低いから
楽じゃない理由3:便利屋扱いされるから
3 院内SEの仕事内容
・メインは『電子カルテの保守業務』
4 院内SEのやりがいとは?
・IT企業に比べると時間にゆとりがある
・空いた時間で副業等に取り組める
いかがでしたか?
院内SE歴8年以上の実体験をもとにした記事です。
繰り返しにはなりますが、院内SEは『IT企業に比べれば納期もなく帰りも早いので比較的に楽』です。
でも、その反面『コミュニケーションの機会は多いのでそれが苦でなければ楽』という点があることも忘れないようにしてくださいね!
院内SEへの転職を考えている場合はこの記事を思い出してみてください。
この記事が見ている方の参考になれば幸いです^^
✒この記事で解決できる悩み
・院内SEは楽な仕事って聞くけどホントかな・・・
・IT企業のSEとはどう違うんだろう?
・そもそもどういう仕事なのかな?詳しく知りたい!